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Makerbot Desktopの使い方①

Replicator系の3Dプリンターを動かす際に、”Makerbot Desktop”というスライサーソフトが用意されています。

このソフトは、簡単に設定を行うことも出来れば、より高度な設定を行うことも可能となっております。

今日は、高度な設定をどのように行えばよいか、上から順に説明していきます。

 

造形物に隙間ができる原因

ノズルからフィラメントは出ているのに、なぜか造形物に隙間が出来る場合があります。

その時、こんなことが原因かもしれません。

(調整はスライサーソフト「Makerbot desktop」を使い説明します。)

 

❶スピードが速い。

フィラメントを押し出す速さと、エクストルーダの動く速さが合っていないと、十分に積層していないのに移動してしまいます。

[Extrusion speeds]の[inset]と[outline]を調整下さい。これはシェルを書く際の「内側」・「外側」のスピードです。

 

❷シェルの不足

プリンタの造形物は基本中空であるため、シェルの数を増やすことにより隙間が埋まる可能性があります。

 

❸トップの積層数の不足

上面に隙間が生じる場合は、造形の最後にインフィルを埋めるための層が足りないことが原因の一つです。

調整は、[Model propaties]の[roof thickness]で行います。

さらに、インフィルが足りないと天井が落ちてきますので、こちらも増やすことが必要かもしれません。

 

 

Makerbot Desktop [Device Settings&Extrusion Speeds]

Replicator専用スライサーソフト”Makerbot Desktop”には、基本設定とCustom設定の二通りがあります。

ここではエキスパート向けの設定である”Custom”の設定についてご説明いたします。

まずは、最初の[Device SettingsとExtrusion Speeds]から始めます。

 

[Device Setting]の設定について。

device

【Extruder Temperature】
【Extruder Temperature Left】 ・・・ エクストルーダの温度設定(右・左)

【Platfform Temperature】 ・・・ プラットフォームの温度設定

【Travel Speed】 ・・・ エクストルーダから押し出されないとき(造形以外)に移動するスピード

Active cooling cools down newly printed layers faster, helping to reduce warping and curling

「設定次第では早く動いちゃうから、もしファンのパワー設定できるならしたほうが良いよ。そうしないと造形物が反ったり剥がれたりするからね」

最速:175mm/s 最遅:50mm/s

【Z-axis Travel Speed】 ・・・  ↑と同じ場面でのZ軸スピード

最速:10mm/s 最遅:10mm/s

【Minimum Layer Duration】 ・・・ 一層毎にかけるプリント時間の設定

”Any layer that takes less than this time to print will be slowed down, giving it more time to cool before the next layer begins.”

「この時間を遅くすれば、造形物をよく冷やしながらプリントできるよ」

最速:0.1mm/s 最遅:50mm/s

 

[Extrusion Speeds]の設定について
extruder
〔最速175mm/s 最遅0mm/s〕
(0に設定すると動きが止まります)

【Bridges】 ・・・ 橋渡し時の造形スピード

【First Layer】 ・・・ 1層目の造形スピード(ラフト無しの場合)

ここでしっかりビルドプレートにくっつけられれば、

その後の反りが起こる確率を少なくすることができるかも。
【First Laye Raft】 ・・・ ラフト完成後に造形する1層目のスピード

【Infill】 ・・・ インフィルの造形スピード

【Insets】 ・・・ 内側シェルの造形スピード(一番外側以外)

【Outlines】 ・・・ 一番外側シェルの造形スピード

【Raft】 ・・・ ラフトの造形スピード

【Raft Base】 ・・・ ラフト一層目の造形スピード

その他の原因はコチラ☟

造形時のエラーについて、様々な角度から原因を追究していきます。

詳しくは下のカテゴリーからお選びください☟

ノズル温度が上がらない…(Replicator)

ある時

「いつも使っているフィラメントなのに造形失敗が連続してしまう」

「表示パネルを見ても温度は正常に上がっている…。」

という事がもしあれば、それは温度センサーを疑ってみると良いかもしれません。

 

①ケーブルの劣化

ノズル交換の時やノズルユニットを外す時など、温度センサーも一緒に回転してしまうことがあるかもしれません。

そうなると、センサーのケーブルに負荷が掛かっててしまい、亀裂が入ってしまう事があります

 

②ヒーター不良

アルミブロックに取り付けられているヒーターの不具合により

設定温度に上がらない、というケースもあります。

onndo2

 

温度センサーは割とすぐに壊れやすい部品です。

取り外しにはお気をつけてください。

 

部品をお探しの方は、☟の「カスタムショップ」をご覧下さい。

ノズルが詰まった!

ユーザーにとって

最も起こってほしくない症状でしょう。

ここでは、ノズル詰まりによくある原因を2つご紹介します

 

ドライブギアの目詰まり
do
こんな風に家庭用3Dプリンターには、大抵ステッピングモーターにドライブギアがくっついています。
適度に使ったところで分解してみると、ドライブギアにフィラメントのカスがこびりついているではありませんか!
ここをハケか何かで掃除すると、今まで通らなかったフィラメントが通ることがあります。

ノズル内部硬化
do
これはみなさん慣れっこだと思います。
PLAを良く使う方ですと、1ヶ月ぐらいでダメにしてしまう、なんて方もいらっしゃることでしょう。

そしてノズルを掃除してもダメな場合は、もしかするとノズル内部でフィラメントが炭化している可能性があります。

こうなると直す方法はなく、残念ながら買い替える必要があるでしょう。

小嶋技研とは

「精度の追及」にこだわって60年。そのノウハウを3Dプリンターに注入しております。